株式会社スミタイの創業者古藪慶三は、常にビジネスの最前線でビジョンを実現させるための努力を重ねてきました。幾多の危機を乗り越えてきた古藪は、ビジネスに関するノウハウだけでなく、ビジネスパーソンとして活躍するために必要な考え方や心構えに関する情報を発信しています。
そこで今回は「『目的』と『志』」というテーマで、自分自身のキャリアや人生の目的を明確にするための考え方や、志を貫くためのマインドセットに関する話を紹介していきます。
この記事で紹介する内容は以下の4点です。
- 「人生の目的」とはなにか
- 「どの様な人間になりたいのか」と向き合う
- 「目的」と「志」を抱いて起業
- 「目的」と「志」のみつけ方
Contents
「人生の目的」とはなにか
より良いキャリアを歩むためには「人生の目的」を描くことが大切です。まずは、キャリアと「人生の目的」について紹介していきましょう。
個人がキャリアを主体的に形成する時代に
昭和〜平成期の日本は「日本型終身雇用制度」によって雇用が守られてきました。日本型終身雇用制度では企業が個人のキャリアを管理し、個人は企業の命令に従って転勤や昇進を重ねることでキャリアを形成してきました。
個人は、新入社員としての入社から定年退職まで一貫してひとつの企業に勤めるため、企業内でのキャリアが自分自身のキャリアといっても過言ではありませんでした。人々はキャリアアップのために滅私奉公し、生涯をかける代償として安定的な雇用環境を提供されていたのです。
しかしグローバル化が進むと、能力に関わらず年齢を重ねると一律で昇給する日本型終身雇用制度では能力に応じた待遇を提供する海外企業と渡り合うことが難しくなってきました。終身雇用制度が崩壊したことで、これまで企業にキャリア形成を委ねてきた個人は、自らが主体的にキャリアを形成することが求められる時代が到来したのです。
キャリアは誰のものか
これまでの日本企業では、キャリア形成を企業が主体的におこなってきたため、個人がキャリアを主体的に形成することは求められてきませんでした。歴史を省みても、日本では身分が固定されていた時代が長かったため、キャリア選択を主体的に行える時代がようやく訪れたといっても良いでしょう。
キャリアとは人生そのものを意味します。自分がどんな人生を歩みたいのか。そのためにはどんな生き方や働き方をするべきなのか。こういった「人生の目的」をまとめたものが「キャリアプラン」です。
「どの様な人間になりたいのか」と向き合う
キャリアにおいて重要なのは自分なりの「目的」を持つことです。ここでは、キャリアにおける「目的」の重要性について解説していきましょう。
自分の人生の目的は?
「何のために生きている?」という問いに対して、すぐに回答できる人はどれだけいるでしょうか。これまでは、目的がなくとも終身雇用制度によってキャリアが形成できましたが、今後の社会では主体的なキャリア形成が求められます。
社会システムが発達している日本では、目的を持たずとも進学することは可能ですが、就職し、主体的なキャリア形成を目指すのであれば自分の人生の目的を明確にすることが重要です。人生の目的が明確になると、自分が目指すべき目標や取るべき行動が明確になります。
イチロー選手を例に「目的」「目標」を整理
プロ野球で不朽の安打記録を打ち立てたイチロー選手。彼は小学生の時から一流のプロ野球選手になることを目標としてきました。他の多くの子供たちが「プロ野球選手になる」ことを目標にしていたのに対して、イチローは「プロ野球で活躍する」という一段高い目標を設定していたのです。
目的が明確であれば、目標はすぐに設定できます。あとは、設定した目標に対して努力するだけです。これは推測ですが。イチロー選手は次のような目的・目標を設定していたのではないでしょうか。
目的
人類全ての人に野球の楽しさを知ってほしい。
目標
メジャーでタイトルを獲得すること。
高校・プロ野球・日本代表で活躍することはイチロー選手にとって目的を果たすための一つのプロセスに過ぎません。イチロー選手が圧倒的に努力できるのは、本質的な目的があるからだと思っています。逆に目的や志がなければ、どれだけの環境を用意しても結果につながる努力はできないでしょう。
「目的」と「志」を抱いて起業
古藪はサラリーマンとして持っていた違和感を解消するために、27歳で起業という道を選びました。そこからこれまでビジネスを続けられてきた秘訣を紹介していきましょう。
「大切なお客様と大切な社員の幸せの実現化」をビジョンに起業
古藪はサラリーマン時代に強烈な違和感を感じて起業を決意しました。お金・人脈・経験がない中での起業でしたが、目的と志を持って不動産業界で新風を巻き起こすべく行動を開始しました。
古藪の目的は企業ビジョンにも掲げてある「大切なお客様と大切な社員の幸せの実現化」です。この目的を達成することが創業者としての使命であり、志ともいえるでしょう。
同じ目的や志を持つ人財が集まることで、目的が達成できる
ビジネスにおいて最も重要なことは、同じ目的・志や価値観の人財と共に働くことです。同じ方向性を持つ人財が集まり、同じバスに乗れば目的達成に向けて自分たちで目標を決めて達成するための行動を起こしていきます。
目的を達成するためには達成しなければならない目標ラインがたくさんあります。成長、やりがい、報酬は働く上で重要ですが、本質的な目的を共にする仲間と共に働くことが最も目的に短期間で到達する方法です。
日々の目標やキャリアプランがない場合は、目的を明確にすることから始めましょう。目的が設定されれな目標は必ず現れます。目標が見えれば、あとは達成する努力をするだけです。そうすることで今やらねばならないことに注力して大事な1日を大事に使っていけるでしょう。
「目的」と「志」のみつけ方
今回は「目的」と「志」を持つことの重要性を紹介しました。しかし、どうやって目的や志を持てば良いかわからない場合があるでしょう。そこで、「目的」や「志」を見つける方法を紹介していきましょう。
「目的」を見つけるために自分の価値観と向き合う
「目的」は自分の価値観と向き合うことで見つけられます。自分がどんな人生を歩みたいのか、どんな環境で誰と過ごしていきたいのかを突き詰めて考えることで自分の目的を見つけられます。
目的はすぐに見つかるものではありませんが、考えなければ見つけることはできません。自分と向き合う時間を作り、人生の目的を見つけてみましょう。
「志」はありたい姿をイメージする
「志」は自分がこうありたいという「ある方向を目指す気持ち」をという意味です。自分が「こうありたい」と思うことが志を立てることに繋がり、その気持ちを持ち続けることが志がある状態といえるでしょう。
志を持ち続けることが目的を目指す原動力となります。ぜひ、目的と志を持ってビジネスに打ち込んでいってください。
株式会社スミタイでは積極的に採用活動を行っております。
圧倒的に顧客への価値を提供できる組織になるということを追求し、弊社ビジョンや理念の実現を目指します。同士を積極的に採用して、共に実現するまで挑戦し続けていきますので引き続きよろしくお願い申し上げます。